仕事にやる気がでない時の対処法
2018年6月29日働き方改革関連法が成立し、働き方改革が叫ばれていますが、早く仕事を終わらせ余暇を楽しみたいと思う方は、多いと思います。
ほぼ全員残業の多い会社もありますし、同じ会社や部署内でも、定時で帰宅されてる方もいれば、毎晩遅くまで残業続きの方もいる所もあるでしょう。
業種や会社によってやり方は様々ありますが、短時間で仕事を終わらせることができるかは、いかに仕事を効率良く片付ける事ができるかになります。
毎日ではなくても「仕事へのやる気がでない」という時はあります。
やる気がでない原因は、仕事が合わない、会社や働き方に不満があるなどから、心の病まで様々で、簡単に解消できる場合もあれば、解決が難しく、場合によっては転職が有効な場合もあります。
今回は仕事にやる気がでない時の対処法について紹介します。
仕事にやる気が出ない原因
仕事にやる気が出ない原因は、いろいろ考えられます。
今の仕事内容によるもの、勤務している会社や職場などの環境によるものなど、人それぞれ様々な原因があり、主なものは下のようになるかと思います。
- 仕事が自分に合っていない
- 働く意味や目的がない
- 仕事の達成感を感じない
- 職場まで遠い
- 給料が安い
- 人間関係に悩んでいる
- 仕事を評価してもらえない
- 仕事の効率が悪い
- 体が疲れている
- 今の仕事の将来が不安
- 副業が気になる
- 病気の場合
仕事が自分に合っていない
高い能力を持った方でも、適した環境でない場合、せっかくの能力を発揮できないと、思うように仕事が進まずミス等に繋がり、それがストレスを生んでいるかもしれません。
自分に合っていない仕事を無理に続けていると、やりがいを失ってしまいます。
働く意味や目的がない
仕事に就いた時は、人によって様々な目標や未来像のようなものがあったかと思いますが、仕事を続けているとどこかで目標を見失い、モチベーションを維持することができなくなっているかもしれません。
理想と現実のギャップが大きいほど、働く意味や目的を抱くことは難しいことです。
仕事の達成感を感じない
一つの仕事を続けていくうちに、ノウハウは必然的に身に付き、効率が上がり、長時間かかっていた仕事も短時間でこなせ、ミスが少なくクオリティの高い仕事をこなすことができるようになるものです。
仕事に慣れると、仕事を終えた時の達成感が薄れ、一つ一つの作業が習慣化されてしまい、モチベーションの面では、良いことと言い切れない場合もあります。
職場まで遠い
自宅からの通勤時間は、人によって大きく違い、1時間以上の長時間かけて通勤している方も、珍しくはありません。
朝晩の通勤ラッシュに巻き込まれる移動時間は、非常に苦痛になるでしょう。
勤め始めの頃は、長時間の通勤も苦にならなくても、慣れてきてモチベーションが下がると、今までと変わらない道のりも苦痛になってきます。
給料が安い
会社によっては思うように収入が上がる機会がなく、いつまでも同じ給与で働き続けているという場合もあります。
高い給与にやる気を感じているという方も多く、仕事が辛くとも、支払われる給与はモチベーションを上げる上では重要な要素です。
仕事内容に対して、払われる給与が満足できない職場も多くあり、ボーナスも想像していたもの以下だった場合、モチベーションは上がらず、やる気が出ないということも考えられます。
人間関係に悩んでいる
職場の同僚や上司とのコミュニケーションは必要不可欠ですが、やり取りがうまくいかず、人間関係に悩み、仕事へのやる気を失うケースも多いようです。
職場でのコミュニケーションは、多い少ないに関係なく、精神に負担がかかりやすい要素です。
どんなに条件の良い仕事でも、そこにいる人々との人間関係が良くないと、やる気を出すことは難しいものです。
仕事にやる気が出ない時の対処法
身の回りを掃除する
作業をしている机の周りや作業場など、身の周りを綺麗にすると、気持ちをリセットでき効果的です。
掃除を終えて後を見ることで達成感が得られ、仕事に対するモチベーションを上げていくものです。
毎日働く場所だからこそ清潔かどうかということは、非常に重要な要素でもあるのです。
休日はしっかり休む
仕事の出来や進捗を気にすることも重要ですが、休日も仕事のことが気になると、肉体も精神も休まる暇がなくなります。
休みの日は思い切ってスイッチを切り替え、体を休めるように心がけます。
趣味や遊びの時間をかけるなど、自分勝手な時間を過ごすことで心を潤したり、たっぷり睡眠をとる、マッサージを受けるなどで肉体の疲れを消すことも良いです。
休みは仕事のことをいったん忘れ、リフレッシュできることをやってみることです。
しっかりと食事をとる
疲れが溜まって気分が落ち込むと、食欲まで失いがちですが、栄養を取らないと、風邪をひきやすくなるなど肉体的にも精神的にも良いことはありません。
やる気が出ない時は、いつもより意識してしっかり食事をとるよう心がけてみます。
しっかりと栄養を蓄え、休息と合わせることで肉体に活力を取り戻すことです。
周囲の人と会話する
仕事に取り組み続けていると、考え込んだり悩んでしまうこともありますが、周囲の人と積極的に会話をし、気分転換を図るようにします。
同僚と同じ仕事の話でも、趣味や他愛ない話でも何でも良く、同僚らと話すことは、意識共有だけでなく、悩みを解決する手掛かりなどが得られる事もあります。
友人や家族も、色々なことを話すことで、ため込んだものが軽くなる事もあります。
やる気がない理由や、仕事への思いを吐き出すことは、胸のつかえがとれ、精神のリフレッシュに繋がります。
運動でストレスを発散
忙しさ、職場の環境や人間関係、健康面など様々な原因で、ストレスや不満はどうしても溜まってくるものですが、人間関係や職場をコントロールすることは難しく時間もかかります。
簡単に始められるウォーキング、ジョギング、ヨガやストレッチなど、運動をすることでストレスを発散するできることもあります。
思い切ってスポーツを始めてみるのも良く、スポーツを通じて新たな仲間ができると、仕事以外のコミュニティも広がっていきます。
運動に集中することで不満を一時的に忘れることができ、精神的に楽になります。
目標を決める
目標をしっかりと決め、目標を達成するという強い気持ちがあれば、それに向かって日々の仕事に取り組むという姿勢を作り上げることができます。
目標は「収入を上げる」、「出世する」、「高い技術を身につける」など、自分に関するもので良く、チーム全体、家族のためとしたものでも良いです。
時間・期間を決めて頑張る
同じ作業の繰り返しは、作業に対する意義を見出せず、我慢したまま仕事を繰り返していくことは、精神的な苦痛となります。
「1時間だけ」、あるいは「1年間だけ」など、仕事に対して頑張る期間を自分で決めることで、やる気を持続させられることもあります。
問題が起こっても決めた期間はやり遂げるという思いが、モチベーションを上げるきっかけとなり、終わりを決めることで「この仕事がずっと続く」という不安を解消させることにもなります。
業務を効率化させる
今の仕事をもっと効率的にこなせるよう色々と工夫することで、毎日の仕事を簡単に効果的に、行うことができるようになることもあります。
社内のやり取りでも、紙ベースでは処理スピードが遅くなってしまいがちですが、チャットツールを導入することで瞬時に多くの方と連絡を取れ、一度交わした内容を、再度履歴から確認することができるので、ミスを防ぐというメリットがあります。
Excelの関数を使って自動集計させる、マクロを組み専用システムとして稼働させることで、効率化できる事も多くあります。
生活環境を変える
通勤時間に困っている方は、住んでいる場所を近くにしたり、一人暮らしを始めるなど、生活に変化をもたらすことで、生活費が変化し、収入に関するモチベーションが上がるかもしれません。
容易なことではありませんが、大きな変化を取り入れることは、刺激をもたらしてくれます。
専門の病院に相談
いろいろな事を試しても、仕事に対するやる気やモチベーションがどうしても上がらず、集中することができない場合もあります。
その場合は、心の病気の可能性を疑い、専門の病院で診察することも重要です。
心の病気は自分では気付きにくく、かつ治療することが非常に難しく、専門家の意見をしっかりと聞き、原因を突き止め対処をとっていきます。
症状がひどい場合は長期間仕事を休み、治療に専念するようにします。
転職
自分の性格・スキルが、今の職場に合っていないと感じる場合は、転職も考えられます。
転職するのは不安もあり、自分にぴったりの仕事を見つけることは難しい事ですが、合わないという不満を我慢したままでいるよりは、職場を変えてしまうことも手段の一つです。
職場を変えるだけで変化があるものです。
まとめ
仕事がうまくいかず環境に不満を抱くと、「嫌だ」「逃げたい」という気持ちが強くなり、やる気が出なくなることも多くあります。
仕事、職場、人間関係と、自分に合った環境にいられるというのは、難しい事です。
やる気が出ないということは、それだけ改善できる点が多々あるということでもある事でもありえます。
一つすつ改善していく事で、結果として職場の仕事が楽しくなり、さらなるスキルアップに繋がったりする可能性も十分にありえます。
なにがやる気の低下につながっているのかを考え、毎日の生活を工夫することで乗り越えたり、場合によっては環境そのものを大きく変える決断も、必要になってくるかもしれません。